すぐやる人は、うまくいく

”すぐ行動に移せる人は少ない”

”実際に行動するのが大事だ”

 

特にビジネスや自己啓発においてはよく耳にする文言かもしれませんが、実際のところこういった思考は吹奏楽にはあまり関係ない・・・?

 

果たしてそうでしょうか。

 

 

 

吹奏楽に関連させてすぐに思い浮かぶだけでも

「こういう練習を思いついたけど、どうだろうか?」

「良い演奏のために参考音源を聴こう」

あれ?やっぱり思ったことはすぐにやってみたほうが良いんじゃない?

 

勿論、何も考えずに行動に移すのが必ずしも良いとは限りません。

むしろ自分の恩師が良く口にしていた言葉で

「ほうじ~(実際にはモチロン名前ねw)、そこはもうちょっと考えて吹いてくれよ~」

と、合奏では良く言われていました。

 

恩師の口癖だけあって、ほうじ茶的思考として優先度では

考えること>とにかく行動

ではあります。

でも考えるだけで行動に移さないのははっきり言って論外。

 

考えたうえですぐ行動に移す

これが大事なんじゃないかなと思います。

 

その意味では、この本のタイトルでもある「すぐやる人は、うまくいく」は満更でもないなぁと思うのです。

 

そして、考えるまでもなく”とりあえずやってみる”ほうが実は正解ってことも、この世の中には案外多いのでは。

 

それは勿論、最後までしっかりとやり尽くす必要はない。

”やめること”を”すぐ”に”やる”のも、この考えの一つ。

 

少しでも良いからまずはやってみる。やらないことには何も起きない。やらないとそれはその瞬間から、その後の”やらなきゃいけないこと”というネガティブなものとして宿題や課題のようなものになる。

夏休みの課題を最後に残しておくと「やらなきゃなー」というプレッシャーは心のどこかにありながらも、実際には伸ばし伸ばしで着手するのはギリギリになってから。

 

でも、早い段階で少しでもやってみることで、それがよいリズムを生んで結果として物事が良い方向にいくことって多いのでは。

 

もしやってみたことが間違いであっても、夏休みが終わる直前にそれに気づくよりよっぽど良い。

 

「これ、良いアイデアじゃない?」「良い練習方法じゃない?」

そう思ったときにやり始める瞬間って、なんだかワクワクすると思うんだ。

で、良いアイデアだと思ったことって、案外他の人も思い浮かんでるもの。

本当にその人だけのオリジナルのアイデアってほとんど無いものです。

多分、本当にその独自性に満ちたアイデアがあれば億万長者になれるはず。

 

「それ、自分もやろうと思ってたのに」と言う人よりも

「それ、自分も思ったからもうやってみた」のほうがカッコイイでしょ。

 

吹奏楽に限らず何事においても、後回しって結局無駄になってしまうことは多い。

 

うまくいくなら、すぐやる人になりたい。