吹奏楽コンクールの審査規定(審査内規)をまとめる
2023年の全国大会終了後、審査方法の詳細に関する動画を2つアップしました。
動画では主に支部大会以上の審査方針についてまとめていますが、このたび吹奏楽コンクールの審査方法が変更されるというニュースが飛び込んできました。
残念ながらリンク先は有料記事なので詳細は確認できませんが(朝日新聞購読してるのに、紙面に掲載されてないってどういうこと?)
X(旧Twitter)ではおおよその内容が確認できるようです。
吹奏楽コンクール審査方法・基準変更!
— りょう🎵 (@mch_marr719) 2024年5月27日
・課題曲、自由曲をそれぞれ別で数値化して審査する(過半数制の廃止)
・「審査の観点」を明確にする
・ABC評価の数を傾斜配点に変更
特にABC評価の数を傾斜配点はでかい!
どう変わってくるのか楽しみやな〜!#吹奏楽 https://t.co/8RRY8wMdOp
今年から変わる全国大会
— 福島秀行 (@condacts) 2024年5月25日
・審査方法が課題曲と自由曲別になって数値化(過半数制の廃止)
・ABC評価の数が傾斜配点に
・「審査の観点」を明文化
・大学の部が2団体増えて15に
・小学校座奏の部がコンサートホールで開催
現状では詳細に関しては「会報すいそうがく」待ちなんですが、例年のパターンだと次は7月号なので、それまでお預けなんでしょうか(^_^;)
この記事は2023年年末の動画アップに合わせて作成したものですが、今回のニュースを受けて一部追記・更新をしました。
これまでの審査規定について、分かる範囲でまとめているのでよろしければご覧ください。
以下の情報は各都道府県ならびに各支部の吹奏楽連盟のサイト上において、
吹奏楽コンクールの審査内規について確認できた内容をまとめたものになります。
大きいまとまりとして、支部の審査内規が連盟のサイト上で明らかに確認できた場合は、そこに属する各都道府県の審査内規までは確認しておりません。
※東北を例にすると、東北支部の審査内規が記載の内容であった場合にも、東北六県の審査内規も東北支部のものと同様とは必ずしも限りません。
※特に追記の無い場合を除いて、基本的には「高校の部」の審査内規になります
全国大会の場合

http://www.ajba.or.jp/00ajba/07_pdf/kitei/3_concours_kitei.pdf
支部/各都道府県の場合
北海道支部

http://www.ajba.or.jp/hokkaido/_src/1903/%E2%98%852023-03.konsinsanaiki.pdf?v=1683772422465
札幌地区

東北支部

http://www.ajba.or.jp/tohoku/data/organization/rules/rules_concour.pdf
東北支部は各県ともに、上記の規定に沿っているような印象です。
東関東支部
審査内規の詳細はネット上で見つかりませんでしたが、動画に寄せられたコメントを参考にすると
・課題曲と自由曲のそれぞれを技術・評価に基づいた10点評価で合計40点満点、上下カット有り
賞の振り分け、代表の選出に関しては不明
栃木県

http://tochisuiren.com/wp-content/uploads/2023/05/2023_guidlines.pdf
茨城県
ネット上では確認できず
千葉県
ネット上では確認できず
神奈川県
ネット上では確認できず
西関東支部
ネット上では確認できず
埼玉県
ネット上では確認できず
群馬県
ネット上では確認できず
山梨県
ネット上では確認できず
新潟県
ネット上では確認できず
東京支部

http://www.kousuiren.com/regulation/10conq_kitei.pdf
東海支部

北陸支部
※Twitterコメントより
課題曲、自由曲それぞれ100点ずつで、審査員7人による新増沢方式を採用。
上下カット無し。
https://twitter.com/JBA_Shibata/status/1719305330440777866
富山県

http://www.ajba.or.jp/toyama/images/data/R3_BCRules.pdf
石川県
ネット上では確認できず
福井県

https://fukuikensuiren.com/regulation.pdf#zoom=100
関西支部
ABC評価/総合的判断/審査員数は7人で上下カット無し
・賞の決め方-過半数制
・代表選出-金賞団体の中から順位投票(順位を点数換算するのか、もしくは話し合いなのか等の詳細は現時点で不明)
※動画コメントより
大阪府
ネット上では確認できず
京都府
ネット上では確認できず
兵庫県

https://www.hyougokensuiren.com/DATA/KITEI/kitei2023.pdf
滋賀県

https://shiga-suiren.com/wp-content/uploads/2023/05/2023-2%E5%8F%82%E5%8A%A0%E8%A6%8F%E5%AE%9A.doc
奈良県
ネット上では確認できず
和歌山県
ネット上では確認できず
中国支部
ネット上では確認できず
鳥取県
ネット上では確認できず
島根県
ネット上では確認できず
岡山県
ネット上では確認できず
広島県

http://kensui.sakura.ne.jp/R4/63thyoukou.pdf
山口県

http://www.ajba.or.jp/yamaguchi/kitei-kiyakusyu/20190605_kiyaku/05_suikon_shinsanaiki.docx.pdf
四国支部

http://www.ajba.or.jp/shikoku/naiki_a.pdf
九州支部

https://www.kyushu-ba.org/wp-content/uploads/2021/04/0799ff6171422d2bb32a4a76abfd8af6.pdf
まとめ
※「無し」の支部や都道府県に関して情報をお持ちの方は提供していただけると嬉しいです。
また、古い情報も含まれており、現在は異なる規定で行われている可能性がある点もご了承下さい。
いずれも目指すべき場所が同じコンクールにも関わらず、これだけ規定に違いが見られるのは興味深いポイントです。
ざっくりまとめると…
・点数評価制なのかABC評価制なのか
・点数制であれば持ち点は何点なのか
・ABC評価制であれば、それを点数化するのか、
もしくはABCのままそれぞれを均等に振り分けるのかor3:4:3の割合で振り分けるのか
・課題曲と自由曲について別々に評価するのか、もしくは総合的に判断した評価になるのか
・評価は技術、表現の二つに分けて判断するのか、もしくは総合的に判断するのか
・点数制の場合には上下カットはあるのか
・賞は点数を基準にしたものなのか、もしくは点数やABCの数を基準に一定の割合で振り分けるのか、過半数制で決めるのか
・上位大会へ進出する代表枠の決め方も支部によって異なる
さて、ここから導かれる問題点と改善すべき部分は・・・是非動画をご視聴下さい。
追記

http://www.ajba.or.jp/chugoku/pdf/kiyaku/con_jisshi.pdf
今回確認できたなかでは中国支部のみ、審査員の選出に関しても一定のルールを設けていました。こういった内容も規定に書かれていて、それが公開されているのはクリアで良いですよね。