職場一般の部に思うこと

やっぱり大人は上手ですよね。

 

個人的には吹奏楽コンクールで高校生が演奏する曲が、一番魂が込められている感じがして好きで、同じように思ってる人も多いでしょう。

 

実際、名演として語り継がれる演奏の割合として自分の感覚では、

半数以上の65%くらいが高校生の部で、

中学の部からはたまーに中学生離れしたとんでもない名演があるからそれが5%くらいで、

残りの30%くらいが職場一般の部のものかなと思ってるんだけど、

今回その大人部門のまとめをしていて、これまで自分があまり聞いてなかっただけでやっぱり大人は上手い演奏が多いなぁと。

 

でも出場団体数や上位大会に行くまでの過程を踏まえれば、やっぱり高校の部がメインにはなるのかな。

 

今回、職場一般の部をまとめていてすぐに分かったのが、一般カテゴリは主に以下に分類されていて全国大会では比較的それがバランスよく登場していること。

 

①地域密着型の吹奏楽

説明するまでもなく、おそらく最も多いと思われる一般バンドのタイプ。

今年の代表団体では

 

・上磯吹奏楽

NTT西日本(元々は職場だけど現在は異なる)

宝塚市吹奏楽

・西区市民吹奏楽

・大曲吹奏楽

・百萬石WO

春日市吹奏楽

・秋田吹奏楽

・札幌ブラスバンド

尼崎市吹奏楽

・白子ウインド

 

あたりがこれに該当するのかなと。

 

②OBバンドもしくは顧問の先生を慕って集まった団体

指揮者が基本的には元・学校の先生(現役の先生も含む)で、歴史のある学校や強豪校ほどこのタイプは多い。

 

もしくは、特定の中学高校で抜きん出たバンドの無い地方だとしても

有名な先生が存在しているパターンがあって、四国とかまさにその感じでは。

今年の代表団体では

 

・藤原大征とゆかいな音楽仲間たち

 →愛媛県内で活躍していた藤原大征先生を慕ってできたバンド

・Nisshin WO

 →愛知県の日進エリアで活躍していた清野雅子先生を慕ってできたバンド

・開智アカデミックWO

 →市柏

祇園WO

 →現在は地域密着型だけど元々は祇園中OBで作られたバンド

・光WO

 →佐藤博先生を慕ってできたバンドで、銚子高や幕張総合のOBが多い?

高松市吹奏楽

 →香川県内で活躍していた金川公久先生を慕ってできたバンド

・東京隆生吹奏楽

 →高輪台

 

と、勝手な妄想で実際は全然違うのかもしれないけど、こんなイメージです。

違ったり、「ここも実質◯◯のOBバンドみたいなものですよ」といったコメントもくれたら嬉しいです。

 

③音楽追求志向型のバンド

いわゆる金賞常連バンドだったり、創立から指揮者がほぼ変わらずに運営されているバンド。

コンクールは参加することに意味があるではなく、こう書くとイメージは悪いが金賞至上主義。

入団に関しても毎回練習参加が必須条件だったりと、厳しい場合が多そう。

指揮者は学校の先生というよりも吹奏楽指導者という肩書だったり、職業音楽家が多い。

今年の代表団体では

 

・横浜ブラスオルケスター

・川越奏和

・ソノーレWE

・アンサンブルリベルテ

・名取交響吹奏楽

 

あたりがこれに該当するかなと勝手に考えました。

 

④職場バンドと創価学会

そのまま。

今年は出てないけどヤマハとかある意味ズルいよねw

あとは吹奏楽に力を入れている創価学会

今まで考えたこと無かったけど一般の部が普門館で開催されなかったのは、やはり宗教上の理由でしょうか…。

今年の代表団体では

 

創価グロリア吹奏楽

創価学会関西吹奏楽

ブリヂストン久留米

 

が該当。

創価系バンドは③にも該当するけど、敢えてこういったカテゴライズにしました。

 

あとは大学の部と共通した指導者も多かったり、佐藤正人氏をはじめ複数バンドを掛け持ちしている指導者の関係性も色々興味深いですね。

個人的には大人の部門なら、指揮者が重複するのはそこまで問題じゃないと思うけどなー。日程や時間的に当日の指揮が無理、とかならまだしも、そこは規定で縛らなくても良いような気はする。

 

聞いてて面白いのはやっぱり②だったり③だったりするパターンが多いですよね。

大人部門の指導者の遍歴なんかはそれだけで動画が作れそうだったので、シーズンオフになったらまとめてみたいと思いました。